大阪・関西万博会場内にシティバスカラーのいすゞ・エルガEV休憩所が登場

大阪・関西万博の会場内に大阪シティバスのカラーリングをしたいすゞ・エルガEVの休憩所が6月16日から設置されている。設置期間は10月の閉幕までの予定で暑さ対策としての活用も見込んでいる。

会場内での休憩所用途の電気バス設置は開幕直後から行われている現代自動車・エレクシティタウンに続いて2例目。オオサカメトロとエルガEVを製造するいすゞ自動車の協賛・協力を得ての設置で、車内外の特徴などから車両はいすゞ側のサンプルカーとみられ、メトロが車両購入に踏み切ったかは現時点で不明となっている。

車内は他社の電気バスで標準装備となっているUSBポートの設置はなく携帯電話などの充電には使用できないほか、着席定員が少ないことで座席が埋まりやすく車内での休憩をあきらめる来場者の姿も見られるなど、エルガEVが抱える接客面での短所が休憩所用途でも浮き彫りとなっている。

博覧会協会の発表はこちら
(スクリーンショットを含めた無断転載はおやめください)

車内広告枠に設置されたメトログループ名義の電気バス紹介。いすゞの協力を得ての休憩所設置となっていることからエルガEVを説明する内容となっている。

前扉付近に取り付けられているメーカー純正の車番・運転手名の表示。このほか降車ボタンなどの内装設備などもシティバス仕様と異なるメーカー純正品となっている。

« Back