桜島駅万博シャトルバス 運行開始後の様子
大阪・関西万博の会場直通シャトルバスのうち、主要路線として位置付けられている桜島駅万博シャトルバスが大阪シティバスなど7社によって運行を開始している。
桜島駅万博シャトルバスは西日本JRバスを幹事にあたる連絡窓口会社として桜島駅バスターミナル〜夢洲第1交通ターミナル間を、閑散時間帯を除き続行便も含めておおむね5分間隔で運行。会期中に限定した輸送形態となることから、博覧会協会から各社へ運行を委託する貸切免許によるいわゆる21条バスとして運行されている。
また、車両運用はシャトルバス用の電気バスを多数保有するシティバスのうち港営業所が主力に酉島営業所が補佐する役割を担い、開幕時点ではシティバスと残りの6社が2対1の割合で担当しているほか、シティバス担当する便では通常の路線に準拠して桜島駅BTを起点に300号系統の番号が与えられている。
(スクリーンショットを含めた無断転載はおやめください)

14時台までの設定となっている南海バス担当便。担当は堺営業所で車両は写真のBYD・K8 2.0のほか、いすゞ・エルガEVも共通で運用されている。

夢洲第1交通T内で待機する近鉄バス担当便。全車BYD・K8 1.0で布施営業所が担当しているが、一部車両で転属前の所属表記が車内に掲出されたまま運用入りしている。

府内の貸切事業者・はやぶさ国際観光バスの担当便。車両は行先表示機非搭載のBYD・K8 1.0で車両前面の行灯を行先表示機の代用として使用している。

車両前面に掲出されている万博シャトルバスを示すラミネート板。デザインは他の路線と共通で、夢洲第1交通T内のバスロケ標柱と同じ赤色のカラーが与えられている。

前面の行先表示。英字の駅の省略形はシティバスが使用する「Sta.」と一部他社が使用する「Stn.」で混在しているものの、今回のシャトルバスでは各社「Stn.」で統一されている。

側面の行先表示の様子。写真は南海バスのもので、フルドット式を採用する各社では事業者間で若干の差異があるほかは表記が揃えられている。

近鉄バス担当便の側面行先表示。近鉄バスのみ短冊4列式のLEDとなっているため、英字表記は取り入れつつ出発地も表記された独自の案内が用意されている。

車両後部の行先表示。本来は行先が表示される用途で使用されているが、今回のシャトルバスは行先関わらず「Expo 2025」で表示が固定されている。

車内の次停留所表示。写真はシティバスとシティバス車を借り入れる西日本JRバスの表示で、万博関連輸送共通フォーマットの英字表記なしの行先案内となっている。


近鉄バスなどで実施されている車内前扉付近を封鎖する柵。中乗中降方式となっているものの西Jバス担当便で前扉降車を実施する場合があるなど各社で対応の違いがある。

団体バス用の夢洲第2交通ターミナル構内に設けられたシャトルバス用の充電施設。転回地としての機能も兼ねており、15両以上が停車できるように設計されている。

充電中のシャトルバス用車両。充電装置はシティバスが使用するEVモーターズ・ジャパン用といすゞ・BYD共用の2種類が用意されている。
