シティバス在籍の電気バスが万博輸送用として西日本JRバスに貸出

大阪シティバスに在籍し大阪・関西万博の来場者輸送用に使用される電気バスのうち、一部車両が西日本JRバスに貸出されていることが開幕直前までに確認された。

貸出されたのはEVモーターズ・ジャパン製の大型電気バスで、2023年度に導入された73-5152〜73-5167までの16両が社章や社名表記を貼り替えのうえ西Jバス大阪営業所へ転属。カラーリングや社内番号は大阪シティバスのものが引き続き使用されており、シティバスに籍を置いたままの貸出とみられる。

西Jバスは桜島駅シャトルバスの幹事にあたる連絡窓口会社として共同運行する各社とともに名を連ねていたものの、高速バス事業が中心だったことからこれまで路線用の電気バス導入はなく、200両規模で電気バスを保有するオオサカメトログループから車両を借用する形でのシャトルバス運行参画となった。

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車体側面の社名・社内番号表記。前面ロゴの貼り替えとともに社名表記も変更された一方、西Jバスの8桁社番は与えられずシティバスの6桁社番を継続使用している。

車内前扉横の社名・社内番号表記。西Jバスの社名が表記されたマグネット式のシールらしきものでシティバスの社名表記を上貼りしている。

西Jバス仕様の映像広告が流れる運転席背後のEVM-J車純正液晶画面。写真の液晶画面はシティバスでは自動運転バス改造車を含めて使用実績が無く、今回の貸出で初めて使用された。

西Jバスの広告が用意された車内広告枠。逆T字窓の箇所に貼られた「換気用」シールは貸出後も残されているため、西Jバスの広告とシティバスの仕様が併存している。

運賃箱設置スペースに取り付けられた箱型の構造物。桜島駅シャトルバスでは車内で運賃収受を行わないため、西Jバス貸出車には写真の構造物が設置されている。

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