シティバスのオンデマンドバス運行業務がOMタクシーに全面移管

2021年4月の運行開始以来大阪シティバスが関与していたオオサカメトロのオンデマンドバス運行業務が、4月1日付で同じメトログループ傘下のOMタクシーに全面移管された。移管に伴いオンデマンドバス用だった東成営業所もOMタクシーに移管され、シティバスの営業所としては3月31日をもって廃止されたことも判明した。

メトロのオンデマンドバスはこれまでシティバスのほか、市域のタクシー各社が運行業務を担当。タクシー各社へは大阪シティバス籍のまま車両を貸し出し、昨年11月からは創設されたばかりのOMタクシーがシティバスとともに運行業務に参画していた。

また、シティバスのオンデマンドバス運行は当初住之江営業所が、2024年春からは東成営業所がそれぞれ担当し、東成営業所新設はファンからも注目を集めていた。

シティバスとOMタクシー両社間でバス事業の役割分担が完了したことにより、シティバスは一般路線の運行に専念することになるほか、シティバス籍となっていたオンデマンドバス用車両についても全車OMタクシーにグループ間移籍となった可能性がある。

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シティバス撤退前のオンデマンドバス用車両の様子。撤退直前の段階では60両以上の車両が投入されたが、今回の再編によりOMタクシーへ移籍されたものとみられる。

見納めとなったオンデマンドバスのシティバス表記。2022年以降はタクシー各社の運行担当比率が高まり、シティバスの社名が書かれた車両は珍しくなっていた。

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