ポイント制度の新乗継割引サービスが開始

大阪シティバス・オオサカメトロ両社のオオサカポイント登録者を対象とした新乗継サービス「乗継ポイント」が4月1日から開始された。乗継ポイント開始に合わせて従来のカード乗継割引制度は一部を除き3月31日をもって終了した。

新乗継サービスへの移行は規制強化の影響も含めた人件費高騰や燃料費上昇などの経営環境悪化が背景にあるものとみられ、自転車と競合関係にあることも考慮のうえ運賃を大人210円で据え置きのうえ、同じ系統の往復で割引適用を受ける利用が相次いでいた乗継割引制度を見直す形での実質値上げが選択された。

なお、新規発売が終了している回数カードや特別割引では乗継ポイント移行の対象外で、4月以降も従来の乗継割引が適用されている。

■他社局における乗継割引制度のおもな見直し事例(2020年以降)
・東京都交通局…2021年10月(ポイント制度に全面移行)
・明光バス…2022年2月(制度全廃)
・京都市交通局…2023年4月(ポイント制度に全面移行)
・両備バス・岡山電気軌道…2023年4月(制度全廃)
・南海バス系3社・阪堺電気軌道…2023年11月(制度全廃)
・茨城交通…2025年3月(乗継割引の適用時間短縮)

乗継ポイントの案内はこちら
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昨年10月からシティバスやメトロの車内で順次掲出された乗継ポイント開始の案内。大規模な乗継割引制度の変更となったことから半年前から告知が開始された。

乗継制度移行直前の今年3月に登場したICカード乗継割引終了のお知らせ。制度変更直前ということもあり、乗継割引の終了に特化した案内となった。

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